コラム1 用語「Webサイト」
|
通常言うところの「ホームページ」のことを、私は「Webサイト」と呼んでいます。その理由は....
あちこちで指摘されていることですが、そもそもインターネットの世界では「ホームページ(home page)」とは、ブラウザを立ち上げたときに最初に表示される画面のことでした。
その後、一連の一体化したページ(例えばこの「文字絵入り署名ショールーム」)のトップページのことも「ホームページ」と呼ばれるようになりました。現在諸外国では、この用法が主流のようです。
一連の一体化したページ全体を指して「ホームページ」と呼ぶのは、どうやら日本だけのようです。
そんな背景があって、私は「ホームページ」とは呼ばず、「Webサイト」、「サイト」または「Webページ」などと呼んでいます。
でも、この用法を人に勧めようとは思いませんし、日常の会話の中では、私も「こんどホームページを作ったから、見てね」なんて言っています。なんと言っても「ホームページ」という呼び方は(国内では)完全に定着しているからです。
にもかかわらず、ここでのように文章上では「Webサイト」と呼んでいるのは、上記背景のせいで「ホームページ」と書くのが恥ずかしいからです。
これは「ら抜き言葉」と似ています。もう定着しているので、いまさら他人の言葉づかいを訂正しようとは思わないけど、自分では使いたくない。というわけです。
こんなこと書くと我ながら年寄りくさくてイヤですが、とにかくそういう理由です。
えっ、私の年? そうだな、桑畑三十郎とでもしておくか。
2001年3月17日
|
|