尉と姥

高砂郵便局(兵庫県高砂市荒井町御旅2−6−15)












兵庫県の高砂市は、能の「高砂」にも登場する
尉と姥(じょうとうば)の伝説で有名です。

高砂郵便局前のポストにもその像が乗っています。






お爺さんとお婆さんの像。これが「尉と姥」です。
衣装の細かい模様まで作り込まれています。

台座には、
「婚儀によく飾られる『尉と姥』は高砂市が発祥の地です。」
と書かれています。




なかなか良い表情です。






台座の側面には解説が書かれています。

 これは、高砂神社の境内に、ある日、一夜のうちにして、1本の根から雌雄の幹が左右
に別れた松が生えたのです。人々は、これを神木霊松として称していたところ、この松
から、尉と姥が現れ、「われわれは、イザナギ、イザナミの2神である。今より神霊を
この木に宿し、世に夫婦の道を示さん」と告げられました。
 それ以後、人々はこの松を「相生の霊松」と呼ぶとともに、この2神を『尉と姥』とし
ておまつりし、めでたい象徴として結婚式になくてはならないものとなりました。













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