横好き風船TOPへ戻る
前へ 次へ


ノウハウ4

__ 風船のコツ __




1.空気の漏れない結び方

吹き口の結び目は、やり方によっては空気が抜けやすくなってしまいます。
ここでは、弱点ができにくい結び方のコツを解説します。

最初に良くない例から。

この写真のように結び目の両側を引っぱって結ぶと、 印の部分が一度伸びます。
するとそこに見えないくらいのごく小さな穴が開きます。
結んだ直後は大丈夫ですが、時間が経つとここから空気が抜けてきてしまいます。
それを避けるための結び方のコツというわけです。


まず風船をふくらませたら、このように吹き口を左手の親指と人差し指で挟んで持ちます。
吹き口の先を右手で持ちます。
左手の人差指に手前から吹き口を巻きつけるようにして上に持っていきます。

このとき、吹き口の方(印)は 引っぱって構いませんが、 ふくらんでいる方(印)は なるべく引っぱらないように注意してください。 (この写真では、見えやすくするためにわざと引っぱっています。)
吹き口を向こう側にまわし、左手人差指の爪に滑らせるようにして、手前にくぐらせます。
このように吹き口の輪の部分が頭を出したら、そこをつまんで引き上げます。
このようになります。

このとき、印の部分は引っぱりますが、 印の部分は引っぱらないように注意します。
つまり、吹き口の先の部分と輪になった部分は引っぱりますが、風船の空気の入った部分は 引っぱらないわけです。
輪の部分が小さくなっていきますから、それを左手の親指と人差し指の間に挟んで 下に押し下げます。

結び目を、風船のふくらんでいる部分に押しつけるようなイメージです。

結び目のできあがりです。

吹き口の方(結び目より上)は引っぱられて小さな裂け目ができたりしますが、 ふくらんでいる方(下)は大丈夫です。

なお、結び目は一重結びで十分です。
空気が漏れないようにしようとするあまり、二重結びにしたり、 結び目をきつく引っぱったりするのは、上記の理由で逆効果になりますから 注意してください。




2.圧力を下げる

バルーンをひねるとき、あらかじめ圧力を下げておくと作りやすくなりますし、長持ちするようにもなります。
ここではその方法を解説します。
ふくらませたばかりの風船。
空気がパンパンに入っています。

このままひねると風船が固くて(圧力が高くて)ひねりにくい場合があります。
そこで、風船を一度握りつぶします。

こうすると押し出された空気がしっぽの方に移動して風船が伸びます。
手を離しても伸びた部分はそのままです。

空気の量は変わらず、ふくらんだ部分が伸びているので、風船の圧力が下がります。 すなわち柔らかくなります。

最初だけではなく、作っている最中にもときどき握りつぶして柔らかくすると、 作りやすくなります。


次は、個別のバブルの圧力をきめ細かく調整する方法を紹介します。

ひねる部分を押しつぶす時に、指を3本くらい使って幅広に押しつぶします。 そして、その下側(矢印のところ)をひねります。
このようになります。
ひねっている最中も押しつぶしている部分は離さないようにします。
ひねり終わってから手を離します。

押しつぶしていた分だけバブルが余計に長くなるので、圧力が下がり、 できあがったバブルが柔らかくなります。


(参考)
2種類の方法で「花」を作ってみました。

左は圧力が高いままで作ったもの。
右は圧力を下げて柔らかくしながら作ったもの。
圧力の差がそのままバブルの太さに影響しています。

見た目も違いますが、作りやすさもかなり違います。
圧力が高いままだと風船の摩擦が大きくなるので、ひねりにくい上に、途中で割れる確率が高くなります。







横好き風船TOPへ戻る
前へ 次へ